最後のつり平釣具店


ググっても情報が出てこない栃木市の釣具屋、
最後の"つり平釣具店"、1日限定復活します!

※このイベントは終了しました


DATE: 2023.3.19 (sun.)
START: AM11:00
PLACE: 栃木県栃木市嘉右衛門町12−15
※新栃木駅から徒歩12分
※瓦奇岳から徒歩60歩
お車でご来場の方は栃木市役所立体駐車場(無料)か、ガイダンスセンター駐車場(無料)、近隣のコインパーキング等をご利用ください。


ひょんなことから瓦奇岳で3/19(日)に数十年前に残念ながら閉店された、栃木市嘉右衛門町の釣具店「つり平釣具店」のデッドストック品とジャンク品のフリマを開催することになりました笑。えっどこそれ? と思う方も多いと思いますが、瓦奇岳から歩いて50m程度の場所なので、うちのお店に来てもらえれば緑のひさしの付いたビルが見えるはずなので、そこを目指してきてください笑。当日は山道具は全くありませんが、釣りが好きな方なら反応するものもあるかなと思いますよ。なにぶん私は釣りに無知ですので、詳しい質問などには全く答えられないですが、激安で全商品ほぼ100円〜ですので投げ銭感覚で買い物などしてもらえたら楽しいかなと。つり平は鮎釣りがメインのお店だったとの事ですのでそっち関係が多めかとおもいますが(ざっくり笑)店内の什器や豪華なちゃぶ台などなど、古道具好きの方にもきっとぶっ刺さるものがあるかと思いますよ!



[開催までの経緯]

 数週間前のある日、一人の女性、Yさんが瓦奇岳にフラっと現れた。話をきいていると、瓦奇岳から50mほど離れた場所にある元割烹料理店兼釣具店を営んでいた方の娘さんとの事。なんでも要らないテントがあるから、もしよかったら持って行きませんかということだった。頂けるものならと僕も店をそっと閉め、ホイホイと付いていく。まず案内された2階の割烹料理屋の座敷に、メーカー不詳の、当時は高価だったと思われる、3人用くらいのテントとソロ用のテントのポール無しなどを頂いた(これについてはどう使うかは思案中)。でその場所の一階の片隅に釣具屋のスペースがあった。廃業は数十年前との事。釣りに全く無知な自分でもデッドストックの竿、網、ウキなどの釣り道具が乱雑に置かれているのをみるとなぜかワクワクした

 Yさんから話を聞くとこのビルの売却がようやく決まり、全ての家財道具や備品、その他ゴミやガラクタなどを処分しているということだった。建物の1階部分の釣具屋スペースはまだ手付かずで、もしなんかやるなら好きに使っていいよ(えっ!!)ということで、瓦奇岳で3/19(日)につり平釣具店のデッドストック品やジャンク品の放出フリマを開催することになりました笑。Yさん曰く、店主だったお父様は相当豪快な方で、賑やかな事が好きだったそう。当日はどうぞ好きにやって楽しんでとの事です!(いやぁ太っ腹です)

最初で最後、泣いても笑ってもこれ1日限りの復活です。つり平釣具店の建物は今後工事が始まり、リノベーションされ綺麗なものに生まれ変わるかと思います。それが良いとか悪いではなくて、釣りやアウトドア好きに限らず栃木市や嘉右衛門町の保存や、再開発に興味ある老若男女の方々にも是非遊びに来て欲しいなと思います。現在の建物の内部の姿を見ることをできるのはおそらく今回だけだし、街の移り変わりや、空き家の利活用など、今後の未来を考える良いヒントにもなるかもしれません。当時のつり平を知っている方々は勿論のこと、釣り好きの方や、これから釣りを始めたい方にも使える道具に加え、現代を生きる僕らの街の変遷ストーリーのリアルがここにもあるのかなと思います

text by shiro kojima (kawarakidake)
movie sound by kabeyam