小島台吉　"賛岳逍遥"

谷川岳そして魚沼の山々へ

登山の目的は人それぞれだ。山に魅せられ、魅力に取り憑かれ、ある人はピークハントに命を賭け、ある人は道具の軽量化に夢中になる方もいるだろう。勿論ファミリー登山で週末低山登山だけを楽しんだっていい。この写真集のカメラマン、小島台吉は山岳写真に魅せられた1人だ。山を深く知る男が、谷川岳、そして魚沼の山々に数多く登り、己と真摯に対峙し、山と静かに対話した集大成である。目的の撮影ができるまで、雪山の稜線に数時間いることもザラだという。昭和から平成、令和へと時代が急速に激動する最中、変わらないものの圧倒的な力強さと美しさ、優しさをこの作品から感じ取ってほしい。

※この写真集は小島台吉の完全自費出版の為Amazon等では販売しておりません。実は店主小島史郎の叔父の作品集になります。今まで合同写真展などでの販売や、知人を介しての手売りなどしかしておらず、ネット販売などをしておりませんでした。2018年末に発行されたものですがこのままお蔵入りにするのはあまりに勿体なく、その縁もあり今回瓦奇岳で販売させて頂く事になりました。

全108P（フルカラー）

カメラマン：小島台吉

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小島台吉　PROFILE

1940年元日生まれ、群馬県藤岡市出身。若い頃多くの山に登っていたが、長い中断のあと山岳写真を撮り始める。北アルプスから入ったが、次第に撮影するのは近くの谷川岳が中心になった。その先の魚沼の山にも多く入った。2000年度ヤマケイコンテストグランプリ受賞。2012年岳人写真賞最優秀賞を受賞。山岳写真同人「峰」会員。現在82歳